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2019.06.25

学校保健委員会(鷹野小学校・前谷小学校)

 2019.6.21(金)に鷹野小学校、6.25(火)に前谷小学校の学校保健委員会で子供の近視のほか、ブルーライトと目の影響について講演を行いました。

 全国的には小学生の3人に1人は裸眼視力が1.0未満(学校健診でB判定以下)とされ、その多くが近視の子で、私が学校医を担当している三郷市の小学校でもB判定以下の子は23〜27%と全国平均よりは少ないものの一定の割合で近視の子がいます。近視進行抑制の治療として、現在当院では就寝前に一回点眼を行う低濃度アトロピン点眼、就寝前にハードコンタクトレンズを装用し近視を矯正するオルソケラトロジー(ナイトレンズ)の他、近視進行抑制遺伝子を活性化するとされる天然色素クロセチン(くちなしの実に主に含まれる)を主成分とするクリアビジョンジュニア(税込1,620円/1か月分)のほか、クロセチンを10倍量に増量したクリアビジョンジュニアEX(税込3,240円/1か月分)などのサプリメントも取り扱っております。

 あと最近よく耳にするブルーライトですが、あまり多くの量を浴び過ぎてしまうと体内時計をうまくコントロールできなくなるとされ、日中は問題ないものの、日が落ちてからはスマホやゲーム機器などの電子機器の使用は控えたほうが良いと言われています。またスマホやゲーム機器から発せられるブルーライトの量はブラウン管テレビの6〜7倍、パソコンでも3〜4倍とされ、就寝前に1時間パソコンを使用するとエスプレッソコーヒー2杯分の覚醒効果があると言われています。就寝2時間前は電子機器の使用を控える、夜間の電子機器の使用の際はブルーライトカット眼鏡を使う、電子機器の設定をナイトモードにするなど、目に優しい生活を心がけましょう。

 2月に行なった八木郷小学校の講演を含め計3回の講演を通して、子供の近視について色々と悩んでおられる親御さんが多いことを改めて知ることができました。三郷という年少者の多い地域で診療を行う者として、引き続き近視の予防、治療に取り組んでいこうと思います。

<鷹野小学校 学校保健委員会>

<前谷小学校 学校保健委員会

 

 

 

2019.04.21

学会参加

H31.4.18-有楽町の東京国際フォーラムで開催された第123回日本眼科学会総会に参加しました。

今回は小児の眼科検診、近視進行予防の講演をおもに拝聴しました。2015年に販売が開始されたSpot vision screenerは小児の弱視や斜視の早期発見に役立つ機器として小児科を中心に普及してきました。小児、特に乳幼児の眼科検診で使われることが多い機器ですが、弱視の危険因子となる斜視や遠視、近視、乱視などの屈折異常をスクリーニングする機器ですが、視力は測ることができないことや、偽陽性が多いなど3歳未満の精度は確率していないため、小児科との連携が非常に重要だと思われます。近視進行予防では従来から言われている外遊び、オルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼に加え、多焦点コンタクトレンズ(周辺度数付加ソフトコンタクトレンズ)の有用性も報告されていましたが、抑制効果のメカニズムがまだ解明されておらずまだ検討の余地があるとのことです。

来年、令和初めての日本眼科学会総会は母校が主管となり、同じ東京国際フォーラムで開催予定です。

      Spot vision screener

2019.04.06

開院3周年のご挨拶

201945日に開院3周年を迎えることができました。来月から元号が変わり、新しい時代を迎えます。「令和」には人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められているそうです。当院も職員一同、ご来院頂いた患者様に寄り添い、信頼関係を築けるよう今後も精進して参ります。

院内にご意見箱も設置しておりますので、至らぬ点などはお気兼ねなくご指摘頂ければと思います。これからもよろしくお願い致します。

 

2019.02.25

学校保健委員会(八木郷小学校)近視について

2019.2.21(木)に八木郷小学校保健委員会で「子供の近視について,予防とその対策」というテーマで1時間弱お話をさせて頂きました。

現在、近視人口は非常に増えており、2020年には世界人口の1/3(25億人)が近視になると言われています。日本でも小学生の1/3はら眼視力が1.0未満と言われており、近視の進行予防は急務です。

日常生活での注意点としては、近視研究会が、①1日2時間の外遊び、②学校の休み時間は外遊び、③読書は30cm以上離すこと(=A4プリントの縦の長さ)、④背筋を伸ばして良い姿勢で、⑤ゲームは1時間で休憩を、⑥早寝早起きを心がける、⑦眼科の診察を受ける、以上7点を推奨しています。

当院ではこれら生活指導の他に、クリアビジョンジュニア(EX)というサプリメントや低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー(ナイトレンズ)などの近視対策ツールを取り扱っています。

2019.02.04

学会参加

H31.2.1-みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された第42回日本眼科手術学会に参加しました。

今回は小児眼瞼疾患「霰粒腫」と白内障手術の講演をおもに拝聴しました。「霰粒腫」はいわゆる”ものもらい”とよばれるもので、小児の場合、点眼や軟膏で様子をみることが多いのですが、下まぶたの外側にできる霰粒腫で、皮膚が赤く腫れ薄くなっていて、かつその境界がはっきりしているものは、点眼、軟膏で治療しても瘢痕が残ることが多く、積極的に切開などの手術をおこなった方が良いとのことでした。

白内障手術関係では、保険診療内で使うことができる多焦点眼内レンズが4月に発売予定で、遠方から手元70cmくらいまではメガネ無しで見ることができるとのことです。当院でも4月から患者さまのライフスタイルを考慮して、その適応があれば積極的に導入していく予定です。

2018.10.20

視覚障害の認定基準が見直し

平成30年7月1日から視覚障害の身体障害者手帳の認定基準が改正されました。先の臨床眼科学会でも障害認定の新基準について活発に議論が交わされていました。

視覚障害は視力と視野の障害程度で等級が決まりますが、今回の改定で視力に関しては、両目ではなく良い方の目の視力で認定し、より日常生活に即した基準となったこと、視野に関しては真ん中が見にくくなる中心暗点も考慮に入れて認定されることなどが主な見直しのポイントです。

当院でも開院以来、ロービジョンの方に身体障害者手帳の申請をおこなってきましたが、旧基準では手帳の認定基準を満たさなかった方が新基準では手帳の交付を受けられる5級の適応となった方や、旧基準で視野障害が5級だった方が新基準では2級に等級upする方もおられ、今後も適宜身体障害者手帳の適応と考えられる方には手帳の申請をおこなっていく予定です。

2018.10.14

学会参加

H30.10.11-有楽町の東京国際フォーラムで開催された第72回日本臨床眼科学会に参加しました。

今年も近視関係の講演を主に拝聴してきました。強度近視は日本で失明原因第五位、中国では第二位と非常に患者数が増え、重症化する方も増えている疾患です。日本でも年々近視の子供は増えておりますが、小児の近視の進行予防には「1日2時間の外遊び」が有効で、従来近視の進行には両親が近視などの遺伝因子とゲームやスマホなどの近業作業による環境因子が原因と言われてきましたが、最近の報告ではバイオレット光を含む太陽光に1日2時間当たって屋外活動を行うことで、両親とも近視の子でも近視の進行が抑制されると言われています。つまり2時間スマホでゲームをしても、その後2時間外遊びで太陽光を浴びたら近視の進行は相殺されるということになります。ゲームをやらないことに越したことはありませんが、これからは「ゲームばかりやらないで。」と子供を叱る代わりに、「ゲームやってもいいけど、日中2時間は外で遊びなさい」と言ったほうが良いかもしれません。ただ外遊びの際にメガネをかけているとメガネをかけていない子の約30%しかバイオレット光が当たらないようで、すでに近視でメガネをかけている子は6時間外遊びとしないとメガネなしの子と同等の効果が得られないと言われています。そこで近視でメガネをかけている子では、夜にコンタクトレンズを装用して、日中は裸眼で過ごせるオルソケラトロジー(ナイトレンズ)を使うと、日中の学校生活も裸眼で過ごせるので、外遊びでバイオレット光に十分に当たることができます。また従来の眼鏡はバイオレット光を遮ってしまうため、バイオレット光を透過させるメガネの開発も進んでおり、近視進行予防にはまだまだ新しい治療やツールが出てくる可能性があると感じました。

 

2018.07.25

施設見学

2018年7月25日に与野にある「介護すまいる館」で福祉用具の見学に行ってきました。眼科の検査時に足置きが邪魔にならないよう足置きが収納できる車椅子、車椅子から他の場所に移動する際に使用するスライディングボード、難聴の方が音を聞き取りやすくする助聴器など、眼科でも日常診療で使うと便利な福祉用具が多々ありました。福祉用具のレンタルや購入をご希望の方は区市町村に申請の上、要介護認定を受けると車椅子などは要介護2以上で、歩行器などは要支援1以上の方で自己負担1割でレンタルが可能とのことです。介護すまいる館では福祉用具の展示のほか、福祉サービスの相談もできますのでお問い合わせ頂ければと思います。

「介護すまいる館」 

〒330-8529 さいたま市浦和区針ヶ谷4-2-65 彩の国すこやかプラザ1階

TEL:048-822-1195

ホームページ:http://www.fukushi-saitama.or.jp/

足置きが収納できる車椅子

スライディングボード

助聴器

 

 

2018.05.13

研修会参加

2018年5月13日に視覚障害者総合福祉施設、京都ライトハウスで開催された第1回京都ロービジョンネットワーク研修会に参加しました。生憎の雨ではありましたが、医師や視能訓練士、看護師などのコメディカルの方を含め100名近くの方が参加されていました。
講演を拝聴して、今まで当院では来院された日常生活に不自由を感じている視覚障害者(ロービジョン)の方に対しては障害者手帳の申請、視覚補助具の紹介などを行なってきましたが、その先の「福祉との間の橋渡し」も今後は考えていく必要があると感じました。またロービジョン当事者の方の講演も拝聴し、刻々と変わる病状の中でその状況に合わせて補助具を調整し、眼科医だけでなく様々な支援団体の方と協力して就労されていることなど、患者さんの声を聞くことができたことは非常に勉強になりました。眼だけではなくその方の背景にまで配慮したロービジョンケアを行なっている眼科医やコメディカル、支援団体の方がいることを知り、木を見て森を見ずな自分を変えていかないといけないと痛感しました。

2018.04.05

開院2周年のご挨拶

 2018年4月5日に開院2周年を迎えることができました。これもひとえに地域の皆様のご支援とご理解があったからこそと感謝しております。この1年、皆様から励ましのお言葉や感謝のお言葉、時にお叱りのお言葉などたくさん頂きました。そのお言葉を謙虚に受け止め、地域の皆様からより一層信頼していただけるクリニックを目指し、職員一同精進して参りますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

 

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